【水晶の価格・相場完全ガイド】アイテムごとの相場や産地別の価格など

水晶は他の天然石同様に、価格に決まりのないものになるので、アイテムや質によりお値段は大きく変わります。もちろん質の良いものほど価値は高まり高価なものとなりますが、水晶の産地によっての変動もや加工具合によっても変化があるため、品物によっては手軽に購入できるものから高級品として取り扱われているものまで実に様々あります。質による違いやアクセサリー別の平均相場、また、代表的なブランドで取り扱われている水晶アイテムの価格などはいくらいくらいになるのかご紹介いたします。水晶アイテムご購入の際の予算設定の参考にしてみてください。

水晶の質による価格の変化

水晶は様々な場所で採れるパワーストーンです。宝石大国ブラジルはもちろん、アメリカ・中国・ヒマラヤ・日本など、世界各国で採掘が行われています。場所により水晶の質は様々で、その特徴や見た目など多くの違いがあります。色の変化などもあり、一言で「水晶」と言ってもその数は多く正確な種類は未だ把握されていません。産地別の質やその平均的な価格帯などをご紹介いたします。

産地別の質・相場の違い

ブラジル産水晶

• ミナス・ジェライス

一般的にブラジル産として市場に流通している水晶は、ほとんどがミナス・ジェライス産であると言われています。非常に品質が高く、他の産地に比べ太くしっかりとしたポイントがしっかりと伸びているのが特徴的です。価格は大体¥10,000～¥40,000程度です。大きさにより変動がありますが、平均相場としては約¥15,000～¥20,000程となります。

• トマスゴンサガ

トマスゴンサガ産の水晶は美しさが格別で、一際輝いています。水晶のテリや艶、輝きが美しいものがトマスゴンサガ産として市場に流通されています。トマスゴンサガ産は価格の高いものが多く、100g当たり¥20,000～¥30,000、300g以上の大きなものになると最低でも¥100,000以上のものが多く、質の良い大きいトマスゴンサガ産を手にするためには高めの予算が必要となります。

アメリカ

• アーカンソー

絵買い位置美しい水晶が採掘されると言われているのがアメリカアーカンソー州です。一級品の水晶クラスターが採掘され、最高峰の美しさを誇っています。内包物が少なく、水晶の特徴的な透明度が増すため輝きが倍増するとされています。小さいものであれば¥10,000以内で販売されているものが多くあり、インテリアとして非常に手が届きやすいものとなりますが、3kgや5kgなど、大きなものは¥150,000以上の高級なものもあります。

中国

• 四川省

中国産の水晶の主な産地は四川省となります。美しく細く伸びるポイントが特徴で、質の高い水晶が多く採れることで有名です。一歩日本の透明度も高く、多くが密集して成形されているのも魅力ではないでしょうか。また、グレードの低いものも多く採れるため、手頃な価格帯のものも多くあります。100g未満のもので¥5,000前後のものもあれば、小さくとも数万円のものもあり、四川省産の水晶だけでも質に差があり、価格も大きく変わります。

• 貴州省

貴州省産の水晶は、ひと目見ただけではアーカンソー州やブラジル産の高品質なものと間違えるほどの美しさをもっています。ポイントの一つ一つに迫力があり透明度も高く、非常に美しい水晶クラスターが採掘されるとされています。中国の富裕層の方々に非常に人気が高く、平均的な相場は約¥30,000～¥70,000と他の産地の平均と比べ高い価格帯となっています。

日本

日本の産地といえば山梨県が有名ですが、現在採掘をしている場所はほぼありません。観光目的などで採掘体験などはありますが、事業としての水晶採掘は日本ではほぼないに等しくなっています。しかし全く採れないといったわけではないため、日本産の水晶も市場に流通はしています。コレクターの間では希少性から人気が高く、価格が大きく跳ね上がるものもあります。高額なものになると数十万円以上のものもありますが、平均的な相場は約¥10,000前後となっています。

特別な水晶

ハーキマーダイヤモンド

アメリカハーキマー地方で採掘される非常に美しい水晶の名称です。ダイヤモンドと名がついていますが正真正銘水晶です。高い透明度と、ダイヤモンドのような高貴な輝きを持ち、最初に発見した人物がダイヤモンドと間違えるくらいの神々しさがあるとされています。加工を一切していなくとも18面体の両剣で、独特な雰囲気を持っています。アクセサリーに加工されることが多く大きいものは希少性がありあまり市場に出回りません。小さいものだと約¥5,000前後で取引されていますが、平均的相場は約¥20,000～¥60,000程となります。

ヒマラヤ水晶

「ヒマラヤ水晶」と一言で言っても、実は豊富な産地があり、それぞれに個性のある素晴らしい水晶が採掘されています。ヒマラヤはインド・中国・パキスタン・ブータン・ネパールの5つの国にまたがっており、無数の山々で構成されています。その全体を「ヒマラヤ山脈」と呼び、聖なる土地として多くの人々に崇められています。世界最高峰のエベレストもヒマラヤ山脈の1つですので、いかに広大な山脈なのかが想像できます。最高の霊山であるヒマラヤで採掘される水晶は、神秘の力を感じずにはいられないでしょう。

• エベレスト産

アルペン水晶と呼ばれており、非常に希少性が高くレア度の高い幻の水晶です。透明度がとても強く、ダブルポイントが多いのが特徴的です。標高約5,000mほどの場所で採掘されますが、通常は採掘許可が降りないため流通量は非常に少なく、探しても見つけるのはとても困難な水晶です。そのため価格は非常に高いものが多くあり、平均相場は¥60,000～数十万円となります。

• ガネーシュヒマール・ラパ産（ネパール）

ネパールの首都にそびえたつ山々で、ガネーシャ（像の神様）が住まうとされています。標高2000～4500mの鉱山で採掘されますが、この地にゆかりのある者のみが採掘を許されています。人の手で採掘されるため必然と希少性が高くなります。ガネーシュヒマールの中で最も多様性のある水晶が多く算出され、個性的な決勝が多いことが特徴です。小さいもので約¥10,000前後、大きいものになると数十万円から100万円を超えるものまであり、ラパ産水晶だけでも価格の幅は大きくなります。

• K2産（パキスタン）

世界第二位の標高を誇るK2。カラコラム山脈どこかの鉱山で採掘された水晶がK2産として市場に流通しています。産出量はさほど多くはないですが、エッジの力強いポイントが特徴です。透明度の高いものから白濁のムーンクォーツなど、幅広い質の水晶が採れるとされています。質が高いものから低いものまで幅広く採掘されるため、値段の相場などはなく、水晶自体の輝きなどにより変わります。良質なものでは平均約¥5,000～¥20,000前後ですが、最高品質の水晶になると数十万円以上の価値となる場合もあります。

水晶　アクセサリー別の相場

水晶はアクセサリーとして多くのメーカーやブランドで取り扱いがあり、普段遣い用のものからフォーマルなタイプ、プロポーズや特別な記念日などの贈り物として多くの人々に愛されています。クリアカラーの水晶はファッションアイテムとしてもコーディネートに取り入れやすく、年代性別問わず活用できるオールマイティなアイテムです。ノーブランドのショップから海外ハイブランドまでの価格相場をご紹介いたします。

ブレスレット

ネックレス

ペンダントトップ

ピアス・イヤリング

リング

水晶　ブランド別の相場

水晶はその宝石のような透明度のある輝きで、多くのブランドで取り扱いがあり、常に上位の人気を誇っています。お守りとしての意味や、結婚15周年の水晶婚での贈り物など、様々な場面で重宝されています。特別なプレゼントでは、質の良いブランド物の水晶を選ばれる方が多く、天然石ではなく宝石として存在感を放っています。有名なハイブランドはもちろん、昨今では天然石や水晶を専門とするジュエリーショップも多くなってきました。様々なブランドや専門ショップの価格帯をご紹介いたします。

IPPOLITA（エッポリタ）

STAR JEWELRY（スタージュエリー）

Malulani Hawaii（マルラニ　ハワイ）

NEVE

STONE HENGE

水晶　原石相場

水晶原石は、透明度の高いクリアなものから白濁色・クラックや内包物の多くあるものまで様々な見た目のアイテムが流通しています。見た目の違いはもちろんですが、産地の違いも価格を決める上でとても重要となります。また、原石は加工を一切していない自然のままの形ですので、同じようなものや似ているものはこの世に2つとしてないため、新しいことへチャレンジする方や、新生活のために家を出る子どもへの贈り物としてよく選ばれています。

水晶原石の相場は平均的に約¥5,000～¥10,000程度ですが、大きさや見た目の美しさにより大きく変わります。大きさがあり美しい輝きや透明感のある水晶原石は、高価なもので数十万円以上するものもあります。水晶の原石は特別高価な天然石というわけではありませんが、やはり美しく輝くものは平均よりも高くなり、高級なアイテムとして取り扱われています。

水晶の偽物に注意！！

水晶はポピュラーなパワーストーンとして世界中で愛されており、様々なアイテムが市場に出回っています。手軽に身につけられるものから高級感あるジュエリーとして、様々な姿で私達を楽しませてくれる水晶。その人気に比例するように、水晶の偽物も数多く流通しているのも事実です。お守りとして購入しても、それが実は水晶ではないとなるととてもショックですよね。水晶の偽物とは何なのか、どのように見分けられるのかをご紹介いたします。

水晶の偽物とは？？

水晶の偽物は、大きく分けて2つあります。1つは練水晶・溶錬水晶と呼ばれるガラスです。「水晶」と呼ばれているため勘違いしてしまいますが、これは一度水晶を溶かし再形成されたものですので、極端に言えば水晶ではありません。溶かした時点で水晶ではなくガラスの構造として形成されるためです。最近では水晶を溶かすこともなく、最初からガラスを溶かし形成したガラス玉を練水晶としていることが多くなってきました。

もう一つは人工水晶です。人為的に結晶化させたもののことを指し、天然の水晶と違い短期間でけっしょうかできるため、大量生産され世界中に広く流通しています。これは、練水晶とは違い水晶と同じ成分で作られているため、偽物か本物か非常に曖昧なものとなります。人工的に作られたという点を除けば天然水晶とほぼ同じなので、これは偽物ではないと考える方もいますが、天然以外は全て偽物であると考える方も多く、天然水晶と人工水晶の偽物としての線引はされていません。

簡単な見極め方

水晶とガラスの決定的な違いは構造です。たとえ見た目が瓜二つの美しい透明なものであっても、構造の違いを調べることで見分けられます。一番簡単で手軽にできるのは「髪の毛を用いた方法」です。水晶は構造上、ダブリングという光の複屈折現象がおきます。これを利用して、水晶が本物なのかガラスなのかを見分けてみましょう。

1. 白い紙などの上に、髪の毛を一本置きセロハンテープなどで固定します
2. 髪の毛の上に水晶を置き、それを上から覗き込みます。
3. ガラスの場合、髪の毛に変化はなく一本に見えますが、水晶は結晶化の証拠として髪の毛が二重に見えます。

「鑑別書」の重要性

上記のような見分け方はガラスなどには有効ですが、人工水晶の場合はそうはいきません。説明したとおり、人工水晶は水晶の構造をもっているため、ダブリング現象が起きます。また、昨今はクラックの入った人工水晶などもあるため、プロの方でも見ただけで判別はできないと言われています。そこで重要になるのが鑑別書です。宝石鑑別書は、専門機関の特別な機械などを使用し鑑定しているため、肉眼では判別できないような色の違いなどもはっきり判別してくれます。逆に言えば、人工と天然の違いはこうした専門機械でしか判別できないということになります。

購入時に気をつけるべきこと

水晶を購入する時、どんなアイテムを選べばいいのか、買うにはどこへ行けばいいのか分からないという方は多いと思います。また、値段は安くても効果があるのか、高いほうがパワーが強いのかなど疑問に思いますよね。初めて購入する時に気をつけるべきことなどをご紹介いたしますので、ぜひご参考ください。

店舗が良いの？ネットがいいの？？

初めて購入する際は実店舗をオススメします。ネットでは水晶の写真と説明の文章のみで判断するしかありません。なのでふわっとした雰囲気しか分からず、届いたらイメージと違ったなどという失敗も数多くあります。その点店舗では、実物の商品を実際に見ることが出来るため、そうした失敗はありません。どうしてもサイトからの購入をしたい場合は、口コミやアフターフォローなどがしっかりしているかをよく確認してから購入するようにしましょう。また、ネットショップによっては返品を受け付けてくれるとこともありますので、少しでも不安などがある場合は、そうしたショップを選ぶといいかもしれません。

店舗購入の注意点

お店で水晶を購入する際、可能な限り店員さんとお話してみると良いでしょう。接客されるのが苦手だったり、人と話すのが得意ではない方も多いかもしれませんが、少しでも店員さんと話をすることでお店全体の雰囲気が伝わってきます。良さげな水晶があったとしても、店員さんが横暴だったり冷たい印象だと、水晶にもそうしたマイナスなエネルギーや負のオーラが伝わっている場合があります。また、購入を悩んでいたり、何を選べばいいか分からないなど悩んでいることを相談すると、的確なアドバイスをくれたりしますので、自分にとって一番いい水晶を選ぶことが出来ます。

高価な方がいいの？？

水晶の価格について結論から言うと、値段は関係ありません。全てのパワーストーンに言えることですが、水晶はパワーの強さで値段がきまっているわけではありません。先に説明させていただいた通り、水晶の値段は見た目の美しさや大きさ、産地などで決まります。ですので「1万円の水晶のほうが千円の水晶より強い力を持っている」ということはないのでご安心下さい。価格が安くても、「これだ！」というものに出会えたら、その直感が何より大切にすべき感覚になります。