アストロフィライトはそのパワーから『創造の爆発』を象徴すると言われています。全てを根底から覆してしまう様な、非常にパワフルなエネルギーを持つパワーストーンです。持ち主が持つ、本来の使命を思い出す手助けをしてくれます。現状の打破を促してくれるこの石は、新しい発想を常に必要とするクリエイティビティな職業の人にオススメです。
アストロフィライトについて
アストロフィライトは、1944〜5にノルウェーにて発見されました。ペグマタイトなどの火成岩から産出され、結晶が葉片状で、更に星の様な放射状の集合体を成す事があります。その為ギリシャ語で星を意味するastronと、葉を意味するphyllonhaからこの名がつきました。
和名でも意味はそのままで、星葉石と呼ばれています。その結晶はギラリとした金属光沢を持っており、正しく星の輝きや超新星爆発の様です。研磨前の結晶は荒々しい力強さがありますが、研磨された物はまるで燃えさかる惑星を思わせます。
アストロフィライトは、ノルウェーやロシアを始めとして、パキスタン、アメリカ合衆国、カナダ、ブラジル、グリーンランド、モンゴルと多岐に渡り採掘されている様です。分類は珪酸塩鉱物で、結晶系は三斜晶系です。
化学組成 :は(K,Na)₃(Fe,Mn)₇Ti₂Si₈O₂₄(O,OH)₇、高度は3となっています。
アストロフィライトの歴史
アストロフィライトは前述の通り、19世紀半ばの1944〜45年に発見されています。ノルウェーの西側に位置するフィヨルドの島で初めて採取されたそうです。フィヨルドとはノルウェーの通俗語を元にした地理用語であり、氷河の侵食によって複雑に形成された入江を意味します。
ノルウェーの観光地としても人気が高く、美しく壮大な自然の光景を見る事が可能です。氷河に削られ岸壁がそびえ立つフィヨルドの中で見つかったアストロフィライト。まるでその荒々しい美しさを閉じ込めた様なこの石に、人々がパワーを感じるのも無理はありません。
アストロフィライトの特徴
主な結晶の色は茶色、古銅黄色、黄金色です。光学的特徴としては結晶は半透明から不透明とされており、強烈な金属光を持っています。結晶は刃状や柱状、若しくは葉片状となっており、それらが放射状に集合した際は星の様な形になります。高度は3.0と余り高くありません。
また劈開性で一方向に割れやすく剥がれやすい為、丁寧な取り扱いが必要な石です。この石はその性質からルチルによく似ている為、混同されやすいという特徴も持っています。
アストロフィライトの意味や効果
アストロフィライトの持つ意味として『創造性の爆発』と言う物が上げられるでしょう。アストロフィライトが象徴とするこの言葉の通り、その人の持つ創造力を高めてくれます。その結晶の形が示す様に、持ち主のひらめきに手を貸してくれる為クリエイティブな人に大変オススメのパワーストーンと言えます。
隕石の衝突の様な輝きを持つこの石のパワーは、その見た目に違わず大変激しく強力な物です。全てをひっくり返してしまう様な、ある意味では容赦の無い厳しさと明るさを持っています。アストロフィライトの金属光は、その名が冠する様に流星や太陽の様だと例えられ、その明るさや激しさを持って、内側に眠る可能性を暴くのです。
自身を守るために見ないフリをしていた願いや生き方に太陽の様に光を当てます。本来の使命を思い出させる為に、時には別れや状況の変革をもたらす事もあるそうです。しかし、大きな嵐の後に残るのは本当の喜びや本来の生き方。この石の持つ輝きは、破壊と再生の力を持って最終的に持ち主の人生を照らしてくれるでしょう。
アストロフィライトのキーワード
アストロフィライトの石言葉は『知性と希望』また象徴する言葉としては前述の通り『創造の爆発』アストロフィライトは持つ人に知恵とひらめき、創造力をもたらす石として知られています。アストロフィライトはそのパワーの激しさに反して持ち主の感情に落ち着きと直感を与えてくれる為、冷静で的確な判断が可能となるのです。
また、その輝きの持つ明るさで、多少の強引さを持ってしてでもその人の人生を最終的に希望で満ちたものへと導いてくれるでしょう。また、創造の裏には常に破壊がある様に、アストロフィライトは創造を行う為に状況を一度破壊をする事もあります。
それ程強力で、前進する為のエンジンの様なパワーを持つ石であり、前向きな気持ちを持てないと石の持つパワーに振り回されてしまうかも知れません。しかし、覚悟を持ってアストロフィライトを手にしたのならば、この上無く強い味方となってくれる事でしょう。
そのほかにも
- 自己の霊的な存在であるということの認識
- ハイヤーセルフの知識
- 自己受容
- 赦し
- 光のインフュージョン
- 宇宙に委ねる
- 永遠
と言ったキーワードも見つかっています。
アストロフィライトの使用方法
アストロフィライトの具体的な使用方法を見てみましょう。
- 創造活動に意欲的になりたい時
- ひらめきが必要な時
- インスピレーションが欲しい時
- 免疫力を高めたい時
- 高ぶった感情を鎮めたい時
- あがり症を克服したい時
- 自分の意見を堂々と伝えたい時
- 過去の自責の念を解消したい時
- 本来の望みを思い出したい時
- 前向きになりたい時
この様な望みを貴方が持っているのならば、是非アストロフィライトの力を借りてみて下さい。きっと大きな助けとなってくれる事でしょう。原石としての使用はもちろん、カボショカットを施したりビーズなどに加工したりして、指輪やネックレスなどのジュエリーとして使用する事もあります。
ワイヤーネックレスへの加工も大変人気です。加工前の原石であれば、ポーチや袋などに入れて、お守りとして使用しても良いでしょう。
アストロフィライトのスピリチュアルエネルギー
アストロフィライトのエネルギーは、現実世界に影響を及ぼすのみならず、高次と繋がる程のパワーを持つと考えられている様です。対応しているチャクラは一般的に第1チャクラと第7チャクラと言われています。
しかしその実、足裏のアース・スターチャクラチャクラから頭上のソーラースターチャクラを刺激していると考える人も居ます。最下部と最上部を刺激することで、結果としてその間のチャクラを全てに影響する事から、全てのチャクラに対応しているのでは無いか言った説もあります。
少し変わった所で、膝裏にある『膝の目』と言ったチャクラにも影響すると言う話まであるアストロフィライト。それ程までに人々は、アストロフィライトの持つスピリチュアルエネルギーの力強さを感じているのでしょう。
そもそもアストロフィライトは、本来の自分に光を当て真実の姿を思い出させてくれるパワーストーンです。エゴや常識に縛られた殻が剥がれた姿とは、本来神聖なもの。真実の願いや姿とは、そのまま高次の願いとも言えるのでは無いでしょうか。真実に光を当てるこのパワーストーンは、すなわち高次に繋がる事の出来るパワーストーンであると言えるでしょう。
アストロフィライトのヒーリング効果
アストロフィライトのヒーリング効果は様々な面に作用します。精神的な面やスピリチュアル面でのヒーリング作用は以下の様な物です。
- 知力を活発にする
- 高ぶった感情を鎮める
- 理性的な判断を下せる様になる
- 現実に突破口を見出す
- 斬新なアイデアを生み出す
- 前向きな気持ちにしてくれる
- 本来の願いや生き方を思い出す
- あがり症を克服する
- 堂々と表現が出来る様になる
- 過去の自分を許せる様になる
- インスピレーションや直感力を上げる
- 夢を現実にする
- 幽体離脱の手助けをする。
肉体的な面でのヒーリング作用は以下の様な物となります。
- ストレスを解消する
- 再生力を上げる
- 細胞を活性化する
- 消化器官を活性化する
- みぞおちのチャクラに作用する
- 解毒作用を持つ
- 血行を促進する
- 貧血や冷え性が改善する
- 膝裏のチャクラを整え、心身ともに真っ直ぐな歩みを助ける
- 洗浄作用がある
- 婦人科系の病を癒やす。
アストロフィライトの癒やしは表面的な部分や局所的な物では無く、根源からの癒やしと言えるでしょう。それはアストロフィライトが高次と肉体を繋ぐ事の出来る、大変強いパワーを持っているからでは無いでしょうか。
高ぶった感情を鎮め理性的な判断が下せる様になるのも、インスピレーションや直感が冴えるのも、高次と繋がる事で向かうべき道筋がハッキリした結果と言えるでしょう。破壊と再生を司るアストロフィライトは、肉体面にも作用します。
特に細胞や血液に関わる部分に影響を及ぼすようです。鋭い剣の様な強さのあるこの石は、悪い物を寄せ付けません。その為浄化作用や解毒作用を持っていると考えられています。破壊と再生を繰り返す細胞に癒やしを与えるのは当然なのかも知れません。
アストロフィライトの手入れ方法
モース硬度が低く、また、一定方向に割れやすい劈開性のため、衝撃に対する取り扱いには注意が必要です。その事にさえ気をつけていれば、浄化方法やその他の取り扱いに、これと言った注意点や問題はありません。浄化方法も特に制限無いため、お好みの方法で浄化を行ってください。
- 水晶
- 香り
- 月光
- 岩塩
- 流水
- 太陽光
特に太陽光はアストロフィライトのエネルギーチャージにオススメです。