【アンモライト完全ガイド】アンモライトの歴史や意味、お手入れ方法を解説

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引用元nationaljeweler.com

アンモライト(ammolite)はアンモナイトの化石の中で、遊色効果を持つ結晶石に置き換わった天然石です。アンモナイトの太古のパワーを宿す非常に強力なパワーストーンといわれています。アンモライトが宝飾品として市場に出回ったのは 天然石の歴史の中では近年で、非常にもろいことからペンダントやブローチ、イヤリングなどに加工されることが多い天然石です。しかしその自然が作りだした芸術的な美しさと、太古の化石という2つの側面を併せ持つアンモライトは世界中で人気のある大変価値の高いものです。本記事では、 アンモライト(ammolite) の意味、効果、石言葉、特徴、歴史などこれから購入する方、既に持っている方にご紹介します。

アンモライトについて

アンモライトは、アンモナイトが化石化するときに表面の薄いアンゴナイトが数千万年という時を経て、イリデッセンス効果を発するようになった、大変美しい石です。アンモナイトは古生代シルル紀末期から中生代の白亜紀末まで海洋に生息していた平べったい巻貝の形をした頭足類で、アンモナイトの化石は世界中で見られますが、アンモライトとして宝石としての価値が認められているものは、カナダのアルバータ州から採掘されるものだけです。

その他の地域からも採掘はされますが、輝きが少ないという理由で宝石としての価値は認められていません。またアンモナイトは1万種以上の種類があると言われていますが、アンモライトになるのは現在確認されている物はその中でも3種だけです。アンモライトは有機質(生物起源)の石で、宝石の中では数少ないGem Stoneです。

地質学的には貝殻ベースの大理石に分類されます。アンモライトの石言葉には、「創造力」「才能」「光明」「過去を手放す」などがあります。

アンモライトの意味

アンモライトには非常に強力なエネルギーがあり、その輝きで持ち主の中に眠っている才能や可能性に気付かせるといわれています。また、その形から原点回帰の意味も持ちます。もう一度素の自分に戻り、やり直したい、初心に戻って自分を見つめ直したい時に力を分け与えてくれるパワーストーンです。

「過去を手放す」つまり、過去の痛みを癒し、未来へ向けて再び歩きだすパワーをくれる石という意味です。太古の世界を生きてきたアンモナイトのその生命(いのち)のパワーに触れ、未来へ歩みだす、過去と未来を繋ぐ悠久の力を宿し、その輝きで内なる可能性に光をもたらす特別なパワーストーンです。

アンモライトの歴史

最初にアンモライトを発見したのは北米大陸の先住民族であったブラックフットインディアンだといわれています。ブラックフットインディアンに伝わる話に、バッファローが消えてしまい、食糧難におちいったとき、部族の少女が虹色に輝く石を見つけ、石に「自分を持ち帰れば村に大きな糧がもたらされる」と語りかけられたといいます。石の言葉通り、村に持ち帰ると、翌日には昨日まで全く姿を見せなかったバッファローが大群で戻ってきました。

それ以降ブラックフットインディアンはその虹色の石を「イニスキム(バッファローの石)」と呼びバッファローの皮に大切に包んで狩りのお守りとして崇めてきたといわれています。宝飾品としては1969年に限定的に市場に流通しましたが、あまり注目はされず、1981年にはじめて宝石と認められ、一般に市場に出回るようになりました。

1990年代後半に、風水でアンモライトの力を取り上げはじめ、それ以降風水では「気」の流れを高めて幸運を引き寄せる石として人気を博しています。

アンモライトの特徴

アンモライトは一月の誕生石なので、1月生まれの方がアンモライトを持つと、より強いパワーの恩恵を受けられるでしょう。アンモライトのカラーは、赤色、黄色、緑色などが一般的で青色や紫色はもろいため希少になっています。

アンモライトの表面には風雨にさらされたり、堆積物の圧迫によって市松模様のひび割れができることがあり、これは「龍の皮」や「ステンドグラス」と称されています。アンモライト自体は非常に薄いもので、その厚みは0.5㎜~0.8㎜しかありません。層が厚くなると赤や緑になり、層が薄いと青や紫になるため、青や紫はもろく希少なのです。

そのため、市場で流通している物は強度を補強するために、表面をコーティングしたり、裏面に張り合わせるなどの加工がされている物が多くなります。アンモライトは他にも「バッファローストーン」や「オーロラライト」「コーライト」とも呼ばれます。

バッファローストーンはネイティブインディアンの間で呼ばれ、オーロラライトはその遊色効果からオーロラのようだということで命名されました。コーライトという呼び方は、アンモライトを発掘しているコーライト社によってつけられたものです。

アンモライトの名前の由来は、宝石質のアンモナイトということで、世界貴金属宝飾品連盟が宝石としてアンモライトを認定した時につけた名前で、以降アンモライトという名が公式に広まりました。アンモライトのモース硬度は4.5~5.5と大変柔らかく、薄くてもろく壊れやすいため、取り扱いには十分な注意が必要です。

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引用元:geologyin.com

アンモライトの効果

アンモライトは抑うつ状態を改善して気の流れを高め、ストレスの軽減などの効果があるとされています。また、解毒作用があるとして珍重されています。疲れた体を癒し、エネルギーを活性化してくれるといわれているため、高いヒーリング効果が期待できます。

疲れた時や気力がわかない時、憂鬱な気分の時などはアンモライトを身近に置いて休むと体も心もすっきりとするでしょう。大変壊れやすいものなので休む時などは身につけるのは控えた方が良いでしょう。

アンモライトのスピリチュアルエネルギー

アンモライトには大変強力なパワーが宿っており、エネルギーや幸福、富をもたらすといわれています。アンモライトは創造力を高めて、自分の中の才能を引き出し、繁栄や幸福を呼び込む効果があります。何か新しい事にチャレンジする時や何かに行き詰った時、困難に打ち勝つ力をくれ、成功に導いてくれるでしょう。

体や心が傷ついて立ち止まってしまった時、アンモライトは過去の傷を癒し、邪悪なものを撥ね退け、エネルギーを充填してやり直す力を与えてくれるでしょう。アンモライトの輝きは、原子の太陽のパワーを封じ込めているといわれおり、その凝縮された膨大な光のパワーは、心の暗闇を照らし、希望の光となって持ち主を明るい未来へ導いてくれます。

様々な色をその身に宿す虹色のアンモライトは、全てのチャクラに通じているといわれ、それゆえパワーのポテンシャルは非常に高く、健康運を向上させ、心と体のバランスをとって活力を蘇らせてくれます。

風水ではアンモライトを「Seven Color Prosperity Stone」と呼び、自然を構成する火、土、金、水、木の全ての要素を象徴しているとして、富、健康、成長、知性などの恩恵をもたらすとして、大変人気の高いパワーストーンです。

家庭に置けば家族の幸福を招き、会社に置けばビジネスの成功を導くといわれ、幸福と成功の象徴とされています。太古の昔から長い年月地球と宇宙のエネルギーを蓄えてきたアンモライトの神秘のパワーで幸運をつかんでください。

アンモライトのスピリチュアルパワーを持続するために、アンモライトが吸い取ってくれた負のエネルギーを浄化させることが大切です。アンモライトの浄化には、セージ、水晶クラスター、月光浴などが効果的です。塩や水、日光浴による浄化はアンモライトを変質させてしまう危険性が高いため絶対に行わないでください。

アンモライトのお手入れ

アンモライトはモース硬度4.5~5.5の柔らかい石であり、また大変破損しやすい石のため、取り扱いには十分な注意をはらってください。破損したアンモライトはパワーストーンとしても効力を失ってしまいます。水や太陽光にも弱いため、濡らしたままにしたり直射日光に当たる場所に置いたりしないようにしてください。

アンモライトの日常的なお手入れは、身につけた後にできるだけ柔らかい布で汚れをふき取ってください。アンモライトのお手入れには刺激の少ない穏やかな石鹸とぬるま湯以外は用いないようにしてください。超音波洗浄機などは決して使わないようにしてください。

洗い終わったらすぐに水分をきれいにふき取ってください。アンモライトは水に弱いので長い間濡れたままにしておくと変質する可能性があります。

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引用元:rareearthgallerycc.com

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