【アクアマリンの歴史完全ガイド】マリーアントワネットが愛したアクアマリン

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#【アクアマリンの歴史完全ガイド】

アクアマリンの歴史と起源は古く、はるか昔から人々に愛され続けてきたパワーストーン天然石です。歴史上にも数多く逸話が存在し、ギリシャ神話にも登場するほど高貴な宝石として崇められてきました。また、フランス革命の発端ともされているマリーアントワネットもアクアマリンの虜であったとされています。美しく輝き、人々を魅了してきたアクアマリンの歴史や由来などをご紹介致します。

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アクアマリンはどんな石?

アクアマリンの和名は「藍玉」「藍柱石」「緑柱石」と呼ばれています。ベリルという鉱物で、モース硬度が7、5~8と天然石の中でも硬い部類に入ります。簡単に傷がつかない性質のため、普段使いのアクセサリーとしてとても扱いやすい点も人気の秘訣ではないでしょうか。太陽光に弱いため、直射日光などは注意が必要となります。

アクアマリンはエメラルドの親戚

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ベリルというのは、エメラルドやモルガナイトなどと同じ鉱物になります。アクアマリンとエメラルドの違いは特徴的な色です。ベリルは色により呼び名が変わるので、同じ鉱物でも違う石として流通します。ブルーのベリルがアクアマリン、グリーンのベリルがエメラルド、ピンクのベリルはモルガナイト、黄緑色のベリルはヘリオドール、黄色のベリルはイエローベリル、褐色系黄色はゴールデンベリル、透明はゴシェナイトと呼ばれます。

アクアマリンの歴史

アクアマリンは歴史が非常に古く、紀元前3世紀頃にはすでに存在していたとされています。ヨーロッパなどでも古くから船乗りのお守りとして崇められており、特別な石として扱われてきました。ギリシャ神話にも登場するため、世界各国で愛されてきた石であることが分かります。また、歴史に名を残す貴族や王室などでもアクアマリンは重宝されており、ダイヤモンドと引けを取らないほどの美しさで多くの人々を魅了してきました。

世界の歴史とアクアマリン

「王冠を被った娼婦」と呼ばれた最強女帝エカテリーナ12世

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18世紀のロシアに、女帝として君臨していたエカテリーナはダイヤモンドコレクターとして知られていますが、実際はアクアマリンをとても愛し重宝していたとされています。愛人が絶えずおり、その数は300人以上にもなると言われている一方で、ロシア人の血を一滴も継いでいないにも関わらず、領土を拡大し工業を発展させロシアのために身を尽くしていました。自らが馬上にまたがり女帝となった彼女は、アクアマリンの「勇敢」や「聡明」という宝石言葉ととても重なります。

エリザベス女王とアクアマリン

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エリザベス女王が戴冠したときに、ブラジルからアクアマリンのジュエリーを贈られました。それに合わせたティアラも作らせ、女王を彩るゴージャスな装飾となりました。また、新型コロナウイルスでステイホームを実施し、普段とは違う生活スタイルを強いられている国民に対し、ねぎらいの言葉を述べたスピーチでは、胸元にアクアマリンのブローチが輝いていました。このブローチはジョージ6世から誕生日の際に贈られたもので、エリザベス女王の中でも特別な存在のブローチであるとされています。

悲劇の王妃 マリー・アントワネット

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「パンがなければケーキを食べなさい」というセリフがとても印象深いマリー・アントワネット。彼女は多くの宝石を所有していましたが、特に愛していたのがダイヤモンドとアクアマリンです。パーティーやギャンブルなど享楽的な女性として知られている彼女ですが、美的感覚に優れ、当時のファッションリーダー的存在でもありました。ファッションデザイナーとしても才能を発揮していたとされています。夜会が大好きなマリー・アントワネットが、「夜の女王」と言われるアクアマリンの妖艶な輝きに魅了されるのも納得ですね。

現代の日本のアクアマリン

古くから世界中で愛されてきたアクアマリンですが、日本でも人々に愛や癒やしを与える特別なお守りとして親しまれています。パワーストーンとして身近な存在なものから高級ジュエリーまであり、女性に限らず男性にも支持されている天然石です。幸せな結婚の象徴とされているため、結婚式のアクセサリーとしても需要が高いものとなり、また最近では、アクアマリンはアニバーサリージュエリーとして注目されています。

「プロポーズリング」として人気急上昇

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アクアマリンはダイヤモンドを引き立てる効果があり、リングの輝きをより一層増してくれるとされています。婚約指輪などでもアクアマリンは人気がありますが、最近では若い方の間でプロポーズリングが注目を浴びています。婚約指輪より安価なものになるため、費用を少しでも抑えたい方に支持されています。シンプルなものから個性的なものまでデザインも様々あります。

多くのブランドでアクアマリンのプロポーズリングは展開されているため、多少価格は下がっても本格的な婚約指輪に見劣りしないほどの輝きを放っています。

日本でもアクアマリンが採れる!?

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実は、アクアマリンは日本でも採掘できる場所があります。一つは福島県石川市の石川山です。ここは日本有数の鉱山として知られており、アクアマリンの他に、トルマリンやローズクォーツなども採掘できます。もう1つは茨城県です。茨城の山奥には花崗岩でできている地層も多く、アクアマリン以外にガーネットも発見される時があります。ブラジル産のような美しく価値の高いものは採れませんが、日本産というだけで何だか親近感があり愛着が湧く感覚があります。

3月の誕生石

現在の誕生石の形は、1912年に米国宝石商組合が決めた誕生石を大元に、アメリカの複数の団体が1952年に改めて制定したものが基準であるとされています。日本の誕生石は、1958年に定められました。数ある宝石の中でなぜアクアマリンが3月に選ばれたのか諸説ありますが、誕生石の起源は聖書の中に登場する12個の宝石が由来とされています。また、海外にも誕生石はありますが、アクアマリンはほとんどどの国でも3月の誕生石とされています。

アクアマリンの由来

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アクアマリンという名前の由来はラテン語から来ています。水を意味する「aqua」と、海を意味する「marine」の2つが合わさりこの名前がつけられました。その名の通り、アクアマリンは美しいンブルーが特徴です。海のパワーを持つアクアマリンは、数多く逸話がありますが、そのどれもが海と繋がりのある話になります。広大な海の穏やかな流れと、力強い波の様子を想像できるアクアマリンは、疲れたハートを癒やし、愛と慈愛の心を育んでくれるとされています。

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