【アダマイト完全ガイド】アダマイトの歴史や意味、お手入れ方法を解説

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引用元:nrampuria.com

アダマイト(adamite)は主に黄色や緑色をした鮮やかなカラーリングが特徴の天然石です。アダマイトは勇気や希望といった前向きで明るいエネルギーを与えてくれるパワーストーンとして人気があります。古くから、天使や精霊、故人の霊と交信できるとして珍重されてきました。アダマイトの中で特に黄色のものは蛍光性があり、光をあてると発光する性質があります。

本記事ではアダマイトの歴史や意味、石言葉、効果やお手入れ方法や浄化の方法などについてまとめています。これからご購入を検討されている方、既にお持ちの方もぜひ参考にしてください。

アダマイトについて

アダマイト(和名:アダム石、アダム鉱、水砒亜鉛鉱)は主にメキシコで産出される、砒酸塩鉱物の一種です。メキシコ以外でもギリシャやフランス、チリなどでも産出されます。アダマイトは亜鉛や亜ヒ酸塩などでできている鉱物で、毒性の強い 亜ヒ酸塩 を含有しているため取り扱いには注意が必要です。通常飾っておいたり身につけているだけでは害はありません。

方解石や孔雀石などと共に生成されることが多く、主に母岩に張り付いて結晶で産出されるため、通常は母岩付きで流通しています。結晶は板状のものや放射状のものなど様々です。アダマイトに含まれる亜鉛が二価マンガンに変わったものはイヴ石と名付けられ、アダムとイブの石と呼ばれています。アダマイトの石言葉には「希望」「喜び」「共鳴」「支援」などがあります。

アダマイトの意味

アダマイトは「希望の光の石」と呼ばれ、希望や勇気を与えてくれ、一歩踏み出すために背中を押してくれるといわれているので、何かを始めたい、新しい世界に飛び込みたい人に特におすすめのパワーストーンです。希望、前進、高揚を象徴し、ポジティブなエネルギーを与えてくれる天然石です。アダマイトの希望の光に導かれ、成功へ向けて気持ちを高めて前進していくパワーをもたらしてくれます。

また、天使や精霊、故人の霊などとアクセスできるといわれ、次元を超えて交信できるため、自分自身もより高い次元へと導いてくれると信じられています。魂のレベルを高めるサポートをしてくれるパワーストーンです。また、持ち主の先祖へさかのぼってアクセスし、先祖がもっていた能力を目覚めさせてくれるともいわれています。

アダマイトの歴史

アダマイトがはじめて発見されたのはチリです。その後、メキシコやギリシャ、フランスなどで産出され、現在はメキシコ産のものが一番有名です。日本では、過去に宮城県の土呂久鉱山や見立鉱山で僅かに産出されていました。

19世紀にはじめて発見され、1866年にシャルル・フリーデルによってアダマイトと名付けられました。天然石としてはまだ新しく、これからさらに注目を集めると予想されます。

アダマイトの特徴

アダマイトは19世紀のフランスの鉱物学者、ジルベール・ジョゼフ・アダムによって発見され、発見者のアダムの名からアダマイトと名付けられました。和名でもアダムの名をとってアダム石、アダム鉱と呼ばれています。また、亜鉛の砒酸塩鉱物であることから水砒亜鉛鉱とよばれることもあります。アダマイトのカラーバリエーションは、クリーム色や黄色、緑が一般的で、他にも青や紫、無色などもあります。

その中でクリーム色と黄色のものは、蛍光性があり、紫外線灯にあてるとレモンイエローに発光する、ルミネセンスがあります。コバルトを含むピンクや紫、銅を含む青や緑などのアダマイトは、含まれる元素が発光をさまたげてしまうため、ルミネセンスは表れません。ルミネセンスを楽しみたい場合は黄色のものを選びましょう。

アダマイトのルミネセンスは熱を加えると発光しなくなってしまうため、直射日光が当たる場所に置いたり、熱源に近づけてしまうとルミネセンスがなくなってしまうため注意が必要です。アダマイトはそのルミネセンスを楽しむため、原石結晶のままで流通することが多いため、母岩付きの状態で販売されることが主で、あまりアクセサリーなどに加工されることはありません。

稀に原石をペンダントヘッドにしたり、母岩付きのままでアクセサリーに加工されたりしたものが販売されています。しかし、アダマイトはモース硬度が3.5と非常に柔らかいため、アクセサリーなどとして身につける場合はぶつけたりしないように注意が必要です。これは硬貨やナイフで傷が付く程度の硬さです。また、火にあてると溶けてしまうため、火を使う場所、キッチンや暖炉の側などには置かないようにしてください。

アダマイトは斜方晶系の結晶で、ガラス質で透明度のある天然石です。

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引用元:commons.wikimedia.org

アダマイトの効果

アダマイトには気管支の喉の不調の改善に効果があるといわれています。呼吸器官の異常を直し、正常に整えてくれます。また、消化器系や肝臓、腎臓といった内臓と深い繋がりを持っているので、身体全体のバランスを整え、健康な体を維持してくれます。特に不調を感じる場所に当てると効果が増大します。

肩こりや腕の疲れなどにも効果があるので、仕事中などデスクに置くものおすすめです。ただし熱に弱いのでパソコンの近くなど温度が高くなる場所には置かないよう気をつけて下さい。

アダマイトのスピリチュアルエネルギー

アダマイトは喜びや創造性、熱意を象徴するパワーストーンです。希望の光を指し示してくれるので、目標を見失わず、夢の達成に向けて進んでいくことができます。また必要なものと不必要なものを見極める力を与えてくれるといわれており、不必要なものを手放す勇気をくれます。不要な感情も手放すことができるため、情緒を安定させることができ、明るく前向きな気持ちを持つことができます。

アダマイトは自我を司る第三チャクラや心を司る第四チャクラと繋がっているため、気持ちを明るくし、魅力が増して、自発性が生まれ、表現力を高めることができ、新しい出会いに恵まれたり、新しいことに挑戦する気持ちが目覚めます。また、愛情深く、共感性が育まれ、真の理解者や、力強い仲間に巡り合えます。

心のモヤモヤを晴らし、感情の乱れを整えて自分が本当にやりたいことに気付かせてくれ、決意や覚悟を決めて目標を照らし出し、目に向けて歩みだすパワーを与えてくれます。そして夢を叶えるまであきらめない強い心を育ててくれます。

天使や精霊とコミュニケーションをとれるため、心霊的な攻撃や悪い気から守ってくれる効果もあります。外的な要因から心と体を守ってくれ、魂をより高次元なレベルに引き上げてくれるサポートをしてくれます。創造性を刺激するので、新しいアイディアが生まれたり、現状を好転させるチャンスを見つけることができ、それらに積極的に取り組むエネルギーが沸いてきます。

全身の調和を保って活力を与えてくれるため、健康的でエネルギッシュな日々を送ることができます。アダマイトのスピリチュアルエネルギーを持続させるためにも定期的に浄化をして、アダマイトに溜まった負のエネルギーを綺麗にすることでより強い恩恵を受けることができます。

アダマイトの浄化方法には、月光浴や水晶クラスター、セージなどがあります。中でもおすすめな浄化方法は水晶クラスターによる浄化です。水晶クラスターの近くにアダマイトを置いてスピリチュアルエネルギーを補充させてください。

熱に弱いため日光浴をさせるとルミネセンスがなくなってしまう可能性があるため日光浴による浄化はしないでください。また、水に浸けると成分が流れ出してしまう可能性があります。流水による浄化も決してしないよう注意して下さい。

アダマイトのお手入れ

アダマイトの中でも特にルミネセンスがあるものは熱によってルミネセンスがなくなってしまうため、直射日光の当たる場所や高温になる場所に置かないように注意してください。また、モース硬度3.5という非常に柔らかい天然石のため衝撃や擦過には十分注意してください。

アダマイトは主に母岩付きの状態で原石結晶のまま部屋などに飾っておくパワーストーンのため、普段のお手入れは柔らかいブラシや刷毛などで埃を掃う程度で大丈夫です。汚れが気になるときは乾いた柔らかい布でやさしく乾拭きしてください。水に濡らすと成分が流れ出てしまう危険性があるので、水洗いは絶対に避けて下さい。

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引用元:www.fossilera.com

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